便秘がいつまでも治まらない場合、頼りになるのが便秘薬です。
便秘薬を寝る前に服用すると、翌朝に便意がやってきてどっと便が排出されます。
便秘薬には大きく分けて3つあり、それぞれ便秘の症状によって合う薬、合わない薬があります。
自分の症状にあった便秘薬を使用することが大切です。
どうしても便が溜まって出てこない。お腹が張って苦しいという人は、便秘薬に頼って排泄することをおすすめします。
市販の便秘薬情報はこちらから
下剤とは腸を刺激、または水分を与えて便を出しやすくする薬です。最も使われている便秘薬で、たくさんのメーカーが開発、販売しています。
下剤は「刺激性下剤」と「機能性下剤」の二つの種類に分かれ、それぞれ効果が異なっています。
二つの下剤の特徴について紹介します。下剤を探す際の参考にしてください。
整腸剤は腸内の環境を良くして、便秘を改善していく薬です。下剤と違って即効性がなく、ゆっくり改善して腸内環境を整えていきます。
整腸剤の大きな特徴は、腹痛といった作用が働かない点です。下剤を飲むと腹痛が来やすくなりますが、整腸剤はそのようなリスクはなく、刺激性も低いです。そのため、妊娠中の人や、腸に大きな負担をかけられない人に向いています。
しかし、即効性がないので、毎日しっかりと服用し、便が出やすい状態を作ることが大切です。一日だけの服用ではすぐに便意は来ません。時間をかけて治していく薬と考えてもいいでしょう。
浣腸は、直接肛門に差し込み、腸の中に液体を注いで排便を促す薬です。
薬液を入れれば10分ほどで便意がやってきますので、便秘薬の中で最も即効性が高いです。
下剤や整腸剤で排便ができない人の最後の砦として使われることがあります。
しかし、浣腸を使用し続けると体が浣腸の薬液に慣れてしまい、便意を感じなくなることもあります。毎日のように頻繁に使い続けるのはよくありません。
下剤、整腸剤を使っても排便できない時の手段として用いるのがおすすめです。