便秘がいつまでも続いていると、いろんな病気、症状が出てきます。
症状は軽いものから重いものまで幅広くあり、重い症状になりますと、最悪の場合命を落としてしまうこともあります。
便秘によってどんな症状が引き起こされるのかを紹介します。
便秘が原因で亡くなる人は珍しくありません。様々な症状を理解して、早い内に便秘が改善することを目指しましょう。
便秘と肌荒れ、ニキビは密接した関係です。
そもそも肌荒れやニキビはホルモンバランスが崩れることが原因で起こります。便秘になると腸内のバランスが崩れ、それに伴ってホルモンバランスにも影響しますので、便秘になると肌が荒れてしまいます。
便秘は腸の中に便が溜まった状態なので、腸に食べ物を送ることが出来ず、胃の中に残ってしまいます。それにより食欲不振に悩まされることもあるでしょう。
その状態が続いてしまいますと、便を形成する栄養が足りなくなり、便秘が余計に悪化してしまうことがあります。
食欲不振と同じ理由で吐き気が引き起こされることもあります。
便秘になると胃の中に食べ物が残ってしまいますので、それを戻そうとする働きが起き、吐き気をもよおしてしまいます。
酷い場合は食べた後に嘔吐してしまうこともあるのです。
便を排出しようと力んでしまい、痔になってしまうケースが多いです。イボ痔、切れ痔、脱肛など様々な痔の疾患が引き起こされます。
また、痔になった状態で更に硬い便を無理やり排出しようとすると、ますます痔を悪化させてしまいます。この悪循環により、痔がなかなか治らないこともあります。
便を直腸の中に溜め込んでいる状態が続くと、腸管が閉じ、腸閉塞の状態になります。
腸閉塞になると腹痛、嘔吐、発熱といった症状が起こり、最悪の場合は腸管が腐って壊死する事態になります。
また、腸閉塞によって死亡することもあります。万が一腸閉塞になってしまったらすぐに病院で治療を受けましょう。
力を入れて排便してしまうことで引き起こされる症状の一つに脳卒中があります。強くいきむことで血圧が急激に上がり、それが脳卒中や脳梗塞に繋がるのです。
しかし、このケースは元々血圧が高い人に当てはまり、血圧が正常値である人は特に心配することではありません。
逆に血圧が高くて便秘持ちの人は要注意です。脳卒中で死亡する例もありますので、油断はできません。